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裘馬穿贏
大学教員や研究者にとって、最終講義は特別な時間です。
長年積み重ねてきた研究と教育の仕事に、一つの区切りがつく瞬間でもあります。
その節目に、近年選ばれることが増えているのが、ご自身の雅号や名前を刻した「雅印(篆刻)」です。
派手な記念品ではありませんが、これから先も、静かに使い続けられる記念として選ばれています。
記念品というと、盾や時計、花束などが思い浮かびます。
しかし最終講義を迎えられる先生方の中には、
「実用できるものがよい」
「仕事と関係のあるものを残したい」
「これからも使い続けられるものがいい」
と考えられる方も多くいらっしゃいます。
雅印は、
論文、書、色紙、蔵書など、
これまでの仕事と、これからの時間の両方に寄り添う道具です。
最終講義の記念として作られる雅印の印文は、さまざまです。
ご自身の雅号
名前の一字
座右の銘
若い頃に大切にしていた言葉
印文は短いものですが、そこにはその方の研究人生や価値観が自然と表れます。
「この言葉に立ち返りたい」
「最後に、これを刻しておきたい」
そうした思いから、印文が決まることも少なくありません。
同じ書作品でも、印が入るかどうかで印象は大きく変わります。
印は主役ではありません。作品を支え、余白を整え、全体をまとめる存在です。
最終講義の記念として作られた印もまた、「これまでの仕事を締めくくる、最後の一手」と言えるかもしれません。
光和書房では、用途やご事情を伺いながら、無理のない形で雅印制作のご相談を承っています。
印文が決まっていない場合でもご相談可能
最終講義・退官の記念用途に合わせたご提案
一点一点、手彫りで制作
急ぎのものではありません。
「そういう選択肢もあるのか」と思われた方が、必要なタイミングでご相談いただければ十分です。
最終講義は、終わりであると同時に、研究者としての時間が別の形で続いていく始まりでもあります。その節目に、名前や言葉を刻した小さな印を残すという選択。
静かですが、長く使い続けられる記念です。
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